今日は七夕ですね。連日の九州の豪雨の様子が心配になりますが、平穏なお天気がくるよう皆様の安全を祈ろうと思います。
「私だけのキッチン収納」〜オーダー篇1〜
ホームページ上に「オーダー」のページは作ったのですが(http://sucre-hamamatsu.com/mainitems/order/)、内容があまりに多様でまとめるのに苦慮しまして、こちらブログで少しずつ詳細を紹介する形を取ることにしました。今後形が変わるかもしれませんが、とりあえずこういう形でのご紹介になりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
家の中で、とりわけ女性にとって毎日作業が多い場所というのは「キッチン(台所)」ではないでしょうか。
その昔には、台所で使われる水屋箪笥というものもありましたが、その後家屋の変化とともに「食器棚」とよばれる西洋のカップボードスタイルのものが多くなりました。
現在ではキッチン(台所)がリビングと一体化したリビングキッチンが多くなり、水回りと調理、そして収納が一体となったシステムキッチンが今日の主流となりました。水回りや油汚れ、家電や料理道具など作業と収納をよく考えられて出来ているなと思うことしばしばです。
そういうシステムキッチン主流の今日ではありますが、ありきたりのキッチン収納でなく
「天然木仕様の自分だけのキッチン収納が欲しい!」
と思っていらっしゃる方もたくさんいらっしゃるようです。
そういう方に少しでもお役に立てたらいいなと思い、シュクレ浜松におけるオーダーキッチン収納についてご紹介させていただきます。
シュクレ浜松におけるキッチン収納をオーダーする場合、2つの違う「造り方」をご提案しています。
1つは「スタンダード」仕様、もう1つは「アントレ」仕様となります。
(店内に2つの仕様のモデルが展示してあります)
今回は、まず「スタンダード」仕様でのキッチンボードのオーダーについてご紹介していきます。
こちらが「スタンダード」仕様のモデルとなります。
何が「スタンダード」の造りかというと
<基本材料>
「本体部分」
天然木突板/無垢板
アルダー・ホワイトオーク・ハードメープル・ブラックチェリー・ウォールナット
(その他の木についてはご相談)
シート材も可(全体、部分的と使用箇所はご相談。シート材はたくさんの種類がありますのでご相談にて)
突板と無垢板については全体、部分的と使う箇所を指定できます。
(お値段が変わりますし特性もありますので、ご説明の上選んでいただくことになります)
「引出し」
前板部分は突板/無垢材ともに可能(お値段が変わります)
箱部分は桐で組んだ造りです
(その他の材料についてはご相談)
「塗装」
ウレタン塗装(色付も可能)
その他の塗装についてはご相談
←大量生産される市販の家具にみられるパーティクルボード(木材の小片を接着剤で固めたもの)は使用しません。
実際にご希望があってまずはお見積もりを出したい!という方のために、以下のチェックをしていただいくと、お見積もりが出る近道となりますのでご紹介します。
<収納スペースのチェック>
・設置予定のスペースサイズ(幅・奥行・高さ)
!コンセント位置や壁と床の間によくある巾木の有無も一緒に確認しておくと、後々実際にプランする時に役立ちます
現在すでに設置してある家具などがあってサイズを量ることが難しいという方は、お近くでしたらサイズを量りに伺うことも可能です。
・壁面の芯材の状況(背の高いもの、または壁面のみに取付たいという場合には壁面の状況の確認が必要となります)
・収納予定の食器や家電の確認
さらに具体的な内容を決めるためには、
・どの部分の収納をクローズで使用したいたのか(密閉した空間での収納)、オープンで良いのか検討
ほこりが気になる食器はクローズスペースに収納する、よく使う調味料やゴミ箱などのスペースはオープン収納にするなど。
・引出し収納、扉収納の選択
引出し収納は、中の収納物を見ることが簡単ですが、高さなど収納スペースが決まっているので、収納出来るものと出来ないものが出てきます。
扉収納は収納物の高さにより可動棚を大きなスペースを調整して収納が可能です。
・家電の設置場所と作業スペース
家電に関わる作業スペースをチェックしておくこともよいと思います
家電によっては蒸気が出る、熱が出るといった理由で設置スペースに注意が必要なものがあります
これまでにお客様によるオーダーのキッチン収納の例をご紹介します。
ハードメープルでお造りしたカウンターとボード
すっきり見えるように、特別にハードメープルの突板柾目を採用されました。
カウンターはステンレス張りに。窓下にあるコンセント位置を意識した高さに設定しました。
左側に引出し収納と扉収納。ゴミ箱を入れるオープンスペースの組み合わせです。
ボードはカトラリーなどを入れる小さい引出しを使い勝手が良いセンターに配置し、上部と下部と可動棚をつけた扉収納に。
小さいもの、大きいもの、それぞれのサイズで沢山の収納が可能になりました。
扉も全体がすっきり見えるように板扉を採用しました。
次のご紹介はこちら↓
ガラス扉の吊り戸棚収納を壁面に取付ました。
吊り戸棚は開放感が出ますが、取付にあたっては取付部の壁の中身がどうなっているかをチェックする必要があります。
スライド天板にに置く家電のために、スライド天板に丸穴を開け、吊り戸棚とカウンターの間にあるコンセントからケーブルを取り込めるようにしました。
スライド天板は蒸気が出る家電にご利用いただけます。
2杯の引出しの下はオープンスペースに。ゴミ箱などの設置に利用します。
床材とドア部分と収納のナチュラルな木の風合いとシンプルなデザインがとてもよく合っていますね。
こちらは、幅が広いガラス扉にさらにオープンの棚が付いた吊り戸棚とステンレス天板の引出し、扉、オープンと全てを組み合わせた大容量のカウンターとの組み合わせです。
窓の位置、冷蔵庫までのスペースなど考慮したデザインです。
コンセントも3カ所ありますので、広いカウンター天板の上に家電の設置も作業もが楽々に出来そうです。
他の家具との兼ね合いも考えてブラックチェリー材でお造りしました。
その他には、上部は見せる収納、下部はゴミ箱や重いものを簡単に出し入れ出来るオープンスペースのウォールナット材のキッチン収納↓
壁面全体を収納にしたもの↓
ご紹介したものは一例で、小さいものから大きなものまで、壁面に設置だけでなくアイランドスタイルだったり、お客様宅の間取り、状況、好みなどなど、その形は本当にいろいろあります。
まずは理想の形を作り、お見積もりをみてから、変更出来るものは変更していくというやり方がよいかなと思います。
オーダーのページでも書かせていただきましたが、どうしても規格化されて大量に生産されているものと較べると費用はかかってしまうかもしれません。しかしながら、上質の材料でお客様だけのお1つをお作りすることになりますので、最終的な決定はお客様ご自身の優先順位でご判断いただければと思います。
次回は「アントレ」仕様のオーダーキッチンについてご紹介させていただきますね。
*なかなか文面だけでは上手く伝わらないことも多くあると思います。ご不明な点やおたずねがありましたら、こちらの問い合わせから、もしくは店頭にてスタッフにおたずねください。