前回「私だけのキッチン収納」〜オーダー篇1〜ということで、シュクレ浜松で出来るキッチン収納の造り方スタンダード版をご紹介させていただきました。

今回は「私だけのキッチン収納」~オーダー篇2〜ということで、当店オリジナルのシェルビングシステムENTRE(アントレ)仕様で造るキッチン収納についてお伝えしようと思います。

まずENTRE(アントレ)とはなんぞや?ということになってしまうのですが、これまたHP上にENTREのページは作ったものの、こちらも説明不足のページになっておりまして、少しでも具体例とともにこちらブログで補足させていただこうと思っております。

 

前回ご紹介したスタンダード仕様の家具というのは、引出しや扉などが金具で取付けられている部分もありますが、基本的に前板や側板、背板などを内部で組んであったり様々な工法で一体化して作られています。
とりわけシュクレ浜松の家具は、日本の家具の伝統的な工法を使用しているものが多いので、その造りは大変しっかりしています。
強度は長年の使用を考えるととても大事なことですが、一体化していると部分的に修理や取り替えということに手間がかかります。手間がかかるということはコストもかかってきます。
また最近荷物の配送に関してニュースになることも多いのですが、大きな家具は配送料もかかりますし、最近の家の間取りの関係で大きな家具の搬入が難しいこともあります。

そういうこともふまえ、ENTRE(アントレ)では、金具によって簡単にパーツが分解、組立て出来るノックダウンスタイルを取り入れています。

 

こちらが展示してあるENTRE(アントレ)仕様のモデルのキッチン収納です。

塗装は、ドイツの厳しい基準の中、植物油と植物ワックスをベースに出来た自然現料に食品同等の安全性が確認された顔料が使われているOSMOオイルを使用しています。

主要材料ですが、本体部分はパイン無垢材です。

 

 

 

 

 

 

上のモデルのキッチン収納のものではありませんが、ENTRE(アントレ)ではこのようにパーツがばらばらになっています。パーツを特別な金具で組立てることで1つの形になります。

こちらのパーツは、お客様のご希望する形で作られます。一体化しているものと違い、その時その時の状況でパーツを増やしたり足したりが出来ますし、修理もパーツの交換や修理で済むところが魅力です。

 

両面使え簡単に引くだけの扉は、写真ではブラックチェリーとメープルの突板を張ったものですが、ガラス扉などお客様のご要望でいろいろな形で作ることが出来ます。

ゴミ箱やお水などの収納が出来るスペースは、可動棚用の穴をつけておけば、将来棚をご購入いただければ棚収納にもなります。

蒸気や熱が出る家電の収納に使用出来るスライド棚や、調味料や調理器具など出し入れが楽なキャスター付BOXなどもご用意しています。

 

写真では分かりづらいのですが、浅い奥行、深めの奥行きの可動をつけることも出来ます。

 

 

 

 

 

 

 

実際にこちらにお客様にご納品した例をご紹介します。

お客様からご要望のあった食器がかすかに見える程度に縦格子を入れたガラス扉は、収納全体のメインイメージに。

アイアンのキッチンペーパーホルダーやラップなどの収納を考慮した棚収納

お持ちのオーブンレンジやコンセント位置など、また右側においてある冷蔵庫の将来の買い替え時のサイズまで考慮して、全体のサイズを決定しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最上段の引扉もシックなグレー系、また元気な明るい色で取り替え出来るようなカラーにしました。

 

シュクレのブラックチェリーのアンサンブルのダイニングテーブルとチェアに合わせて、大好きなコーヒーで癒される空間を意識してプランさせていただきました。

将来的に同じデザインで収納を拡張することも可能です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ENTRE仕様ですと同じデザインで作ったスタンダード仕様より費用が少し押さえられ、かつ将来拡張をしたり変更したり、逆に部分的に減らして使用したりと形を変えて使うことが出来ます。

今現在ENTREに関してはお店でいくつかモデルとして展示してあるものを見ていただくか、こちらのブログでご紹介して行く形になります。

ENTREのスタイルの収納は、使う場所を選ばず様々なシーンでお使いいただけます。

もしご興味ありましたら、是非見においでください。