先週木曜日から始まっている「ゾランヴァリ・ギャッベ展」ですが、先週末は織り子さんの実演もあり沢山の方においでいただきました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。

どれだけ見ていても飽きることのない自然の優しい色合いのギャッベです。
なかなか一度では決められない~という声もあちらこちらより。

お持ちのソファや家具に合うかしら?なんてお客様は、店内展示の家具の前に置いて色合いや雰囲気を確かめたりすることも出来ますので、どうぞスタッフにご相談くださいませ。


23日まで通常でしたらお休みの水曜日も営業しておりますので、どうぞお気に入りの一枚を見つけるために、何度でも脚をお運びいただけたらと思います。

 

 

さて旧ブログでご紹介出来ていなかった納品の家具達を少しずつまとめながらご紹介し、現在取り扱いのある店内の家具も少しずつですがご紹介させていただいております。

 

今日はシュクレ浜松のオリジナルブランドENTREアントレの納品事例より、ENTREアントレの拡張性についてご紹介したいと思います。

ブラックチェリーが大好きで小さなお子様がいらっしゃるM様。

これまでにもシュクレ浜松でブラックチェリーのダイニングテーブルなどいろいろな家具をご購入いただいておりました。

そんなM様が店内に初めて展示したENTREアントレの試作第1号を見て、その内容をご説明した時にとても興味を持っていただいたのが2014年の秋のこと。

その後少しずつ開発を進め、2015年の冬に完成した階段型収納モデルをご覧いただき、ご自宅の収納をというお話になりました。

こちらがベースになった階段型収納モデルです。

ご相談の途中に転勤でお引越もあり、プランニングは少しずつ少しずつメールでご連絡を取りながら進めさせていただきました。

 

M様から階段型収納をベースにご提案があった収納はこちら。

1段目はA4ファイルが入るサイズ、ディズプレイ扉をつけその内側はモデムなどの機器やケーブル類を収納
2段目、3段目もA4ファイルサイズで。

 

〜M様がなぜENTREアントレのシステムに注目されたのか?〜

M様は小さなお子さんがいらっっしゃって(当時未就学児でした)、お仕事で転勤がありお引越が多い方です。

お子さんの成長具合に合わせ、さらに間取りが変わるかもしれないお引越の問題がある中で、ENTREアントレならば、棚板・帆立(側板)・背板の基本3構造がノックダウンシステムで金具で組み合わせてありますので、引越時にはご自分で分解することも出来、運搬も楽々。お部屋の間取り次第では一部を使用したり、分けて使用したり、またお子さんの成長に合わせて収納を増やすことも可能だったりします。

しか〜し… 世間一般に販売されている組み合わせシステムタイプの家具は、パーティクルボードやシート材などを使用していてがっつり天然木の素材を使ってというものではないですし、思うほど形態がフレキシブルではない点があげられます。

ENTREアントレではパイン無垢材が基本ですし、個々のお客様とのご相談で作り上げていくので、後々のメンテナンスや拡張も続けていけるという点で、M様のようなブラックチェリー材のようなこだわりの天然木がお好きで、かつお引越が多いという方にも受け入れていただけやすいのかと思いました。
(さすがにブラックチェリー無垢材でお作りするのは価格が上がってしまいますので、今回はパイン材にオスモのブラックチェリー色を塗装してお作りしました)

さてご提案のあった形をご紹介しましたが、M様はこの形ではご納品時ではお使いになっておりません。

お子様が小さい現在のお住まいでは…

1段目はまずテレビボードとして

 

ちょうど電源の取り口が左の壁にあるということでオープンで。
モデム機器やごちゃっとしたコードを隠すためにディスプレイ扉を取付けてありますホコリからも守ることが出来ますね。

2段目、3段目はお子さんがお絵描きをしたりおやつを食べられるデスクとしてお使いになります。

1段のサイズがおおよそW1000、D350ですので、2段を合わせて写真のようにお使いになればW1000/D700の大きさに。

2つ合わせて使うことも出来ますし、1つだけでも勿論お使いいただけます。

テーブルとして使うので背板部分は通常の薄めのものではなく本体と同じパイン無垢材で作りました。

お子さんぐらいでしたら座っても大丈夫。ベンチのようにもご利用いただけます。

このぐらいの拡張プランはENTREアントレではお手のもの。

ですが、さすがM様。さらなる拡張案をご提案されたのです〜

さらなる拡張案とは…

“1段目の天板を伸長式には出来ませんか?” と。

もちろんENTREアントレでは初めてのことです。

プランナーと作り手といろいろ考えた結果、なんとか形に。

1段目は約W1600の幅ですが、約W1000の伸長の天板が引き出せるようにしました。

このようにENTREアントレの場合は、今だけに合わせた形ではなく、その時その時に合わせて足したり引いたり形を変えながらお使いいただけるのが最大の特徴です。

「作る時にはなかなか先までは分からない…」という方も多いことと思います。

M様の場合は最後にご紹介したのが最終形態の形ではありますが、将来テレビボードはそのままで、2段目+3段目の収納をさらに収納として増やした形で拡張していく、というように拡張の変更も当然のことながらあっても大丈夫です。

もし場合によって全てをお部屋に配置出来ない…ということになったら、一部のみをお使いいただいて、使わない部分は金具を取り外していただければ板のみのパーツになりますので、しばらく物置などにしまっておいていただければ場所も取りません。

また必要な時に同じ形態で組立てられてもいいですし、使用する場所に合わせて一部を変更したり拡張して形態を変えてお使いになるのもよろしいかと思います。

少し形のある家具をお選びにいただくよりもお時間がかかりますが、プランナーが1つ1つお客様のリクエストを検討しご相談しながらお進めさせていただきますので、どうぞご興味のある方はご連絡ください。

ノックダウンシステムですので、お客様ご自身で組立てや設置が可能な状況と形態でしたら、遠方の方からのリクエストにもお応えしたいと思っております。