3月になり春めいてきて気分も思わず明るくなるような季節ですが、明るくなるとは裏腹に花粉症でお困りの方も多いのでは?と思います。年度末で移動など忙しくなる時期でもありますので、どうぞ皆さまお気をつけくださいませ。

さて身体のメンテナンスももちろんですが、家具のメンテナンスにふさわしい季節でもあります。

シュクレ浜松は「長くともに過ごす家具」を皆さまにご提案しておりますので、メンテナンスもばっちり対応させていただいております。今日はそんなメンテナンスでお問い合わせが多いダイニングチェアの張り替え修理についてお伝えしようと思います。

 

まず一番多いお問い合わせがダイニングチェアの張り替えでしょうか。

張り替えは、汚れやキズが付いているカバー部分だけでなく、中のクッション部分の取り替えも同時に行います。

いくつか例をもとにご紹介しますね。

白の布のカバーです。
白は明るくてご購入当初は大変綺麗ですが、どうしても汚れが付いて染みとなってしまいます。
ですので、今回は明るいオレンジの色で張り替えをしました。

 

そして、こちらの例は…

こちらは座部分がレザー(人工皮革)、背部分がラタン(藤)のチェアです。

一時、ラタンの家具は軽くて南国的な雰囲気もあってとても流行しました。
当時はそういう流行もあって作る方も修理する方も場所もたくさんありましたが、今は職人さんも場所もほぼない…という状況でして、あったとしてもお値段が随分ご購入当時と比べたら高額になっています。
ですので、シュクレ浜松では背部分を布やレザーにして、クッション材を入れる背に交換することをお勧めしております。

そして、レザーの座部分です。
レザーは汚れに強く、お手入れも楽ですので、ダイニングチェアとしてはとても人気の材料です。
最近は随分レザーもいろいろ種類があって、材質も良くなっておりますが、どうしても何十年も使用しておりますと、写真のようにヒビが入り、そこから割れが生じ、クッション部分までダメージを受けてしまいます。割れからまたホコリや汚れが広がりますのでご注意を。
こちらはクッション材ももちろんですが、再びレザー、もしくは布で張り替えをしております。

また、座や背の張り替え修理だけでなく、長年のご使用でぐらつきが出たり本体部分に問題が起きている場合もあります。

 

ぐらつきはパーツの接続、接着部分で起きている場合が多くあります。なかなかご自身で修理というのは難しいので、お困りの場合はご相談いただけたらと思います。修理費はその都度お見積もりさせていただきます(お見積もりは無料です)。

 

チェアの場合はお店へのお持ち込み、お引き取りも多いので、お客様とお話しすることも多いのですが、多くの方が修理を終えた後のチェアを見ると「うわ〜 新品みたい!」と声をあげられる方がたくさんいらっしゃいます。
長年ご使用になった愛着のあるチェアがメンテナンスをすることで、気持ちよくまた使っていただける様子を見るのはとても嬉しく思います。

張り替えで目にするチェアは古いものも新しいものも、「張り替え」を想定して作られている=長く使うことを考えられているものがほとんどです。ですので同じようなレベルのものを今購入しようと思っても「張り替え」の方が安くつきます。ですが、近年海外で安価に大量に作られたものは、若干「使い捨て」のような作りも多く心が痛いのですが、そのような家具の場合は、「張り替え」自体が困難であったり、新品購入時より「張り替え」の方がお値段が…ということも出てきてしまいます。
これからダイニングチェアをご購入の場合は、将来のこともちょっぴり頭の片隅に置いてお選び頂けたら長く家具と共に過ごしていただけるのではと思っております。

参考費用はホームページ内のサービス「修理リペア・リメイク」でもご紹介させていただいておりますので、こちらも合わせてご覧ください。