ふだんは店内の展示家具についてご紹介させていただくことが多いこちらのブログですが、サイズや材質などをセレクトしていただいてセミオーダースタイルでご注文いただくことができるのがシュクレ浜松の特徴です。

前回に引き続き、今回もそんなオーダーで制作させていただいた家具の事例をご紹介いたしますね。

こちらは⼈気の家具デザイナー・村澤⼀晃⽒のデザインによるシリーズです。

村澤⼀晃さんは、家具好きの⽅でしたらご存知の⽅も多いかと思いますが、イタリアで家具を学び、現在国内で活躍されている家具デザイナーで、とても洗練されながらも親しみのあるデザインが特徴です。

店内で展⽰しているキャビネットについては、以前のブログ「家具デザイナー・村澤⼀晃⽒デザインの上質なキャビネット」でご紹介しておりますのでぜひこちらもご覧になってみてください。

シュクレ浜松でも人気の高いシリーズになります。

以前のブログでご紹介した店内の展⽰品は、ガラス扉になった棚でしたが、こちらは木の扉がついたシンプルな形のものになります。

美しい木目と洗練されたシルエットで、惚れ惚れするような佇まいのチェストとなっています。

右側に3つの引き出し、左側には開き扉の収納となっています。

引き出しの中に使われている木材は「桐」です。

着物を保管するための昔ながらの桐箪笥に使われていたように、桐の調湿機能はよく知られていて、梅雨などで湿度の高い時期にも引き出しの中の湿度を一定に保ってくれる効果があります。

中にしまった大切なものをしっかりと守ってくれる、日本古来からの知恵ですね。

また、日本家具の伝統的な「蟻組」を施して作られた引き出しとなっています。

実際に引き出しの開け閉めをしていただくとよーく分かるのですが、スッ、スッ、っと気持ちよく動き、作りの良さが伺えます。

左側の扉は中に1つ棚板がついたもので、こちらは可動棚となっていますので収納するものによって調節してもらうことができます。

扉の内側にあしらわれている反り止めのあしらいは、前回のブログ「細部にこだわったつくりの総天然木ブラックチェリーキャビネット」でも紹介している匠の技です。

無垢材でできた扉の反りを防ぐためによく考えられた作りとなっています。ぜひ、こちらのブログもご覧になってみてくださいね。

足の部分に使われている材料も、無垢材となります。

細身のすっきりとしたデザインで開放感があり、空間を圧迫しないので、見た目にも心地の良く使っていただくことができます。

直線的なデザインとやさしい木の質感があいまった、村澤さんらしいデザインになっていると思います。

もうひとつ、注目していただきたい点がこちら。上の画像を見ていただくと、チェストの天板と側板の木目がきれいにつながっていることが分かると思います。

こうした細かな部分までこだわっているからこそ、シンプルながらも美しい仕上がりの上質な家具となります。

 

ひとつひとつのポイントをじっくりと捉えていくと、家具の面白さもいっそう広がります。また、使う人にとって特別愛着のあるものになるのではないかと思います。

シュクレ浜松のブログでは、そんなところも意識してご紹介させていただいています。

今後もたくさんの家具をご紹介していきますので、ぜひご覧くださいね。

 

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