ようやく秋らしい気温になってきて、おでかけも楽しい季節になりましたね。

先月開催しました展示品SALEには、多くのお客さまにご来店いただき、誠にありがとうございました。

初めていらっしゃるお客さまをはじめ、これまでシュクレ浜松で家具をご購入された事のあるシュクレ浜松のユーザーさまがご来店くださり、温かい時間を過ごすことができました。

懐かしいお顔を見かけるたびに、その方がどのような家具をお求めになったのか、どんなお話をしてくださったのか、その当時のやりとりなど、さまざまな思い出が蘇りました。

お客さまと懐かしいお話をする中で、私たちのおすすめした家具がお客さまの暮らしの中で少しでも役に立っていることを知り、とても嬉しく思います。

これからもお客さまとのつながりを大切にし、より良いサービスをご提供できるよう、スタッフ一同尽力してまいります。今後とも、シュクレ浜松をよろしくお願いいたします。

さて、今回ご紹介するのは日本製のダイニングセットの修理事例です。

30年ほど前にご自宅を新築された時に購入された、ご家族の大切な思い出が詰まったダイニングセットになります。

長年愛用されてきたため、傷や汚れが目立ってきたのと、脚部分を固定するダボが破損していました。

テーブルがグラつき、このまま使っていくと怖いという気持ちと、とても品質のよい製品だったのでこれからも長く使っていきたいという気持ちが重なり、修理のご依頼をいただきました。

まず、天板の汚れは、ウレタン塗装の「劣化」から生じたものになります。

ウレタン塗装は10年くらい過ぎるとベタベタしてきます。これはいわゆる塗膜の劣化で、塗装の劣化がはじまる初期症状です。

ベタベタしてくると本や雑誌などの印刷物の印字がくっつき、今回のダイニングテーブルの一部分には黒っぽい汚れが目立っていました。

この黒くなってしまったのは新聞や雑誌の印刷によるものです。

また、汚れた部分を濡れた台拭きで拭くと紙だけはボロボロ取れますが、印刷の色はそのまま残ってしまいます。

汚れが広範囲に及ぶと困るので、下敷きやビニールマットを敷いてしまい、ほとんどのダイニングテーブルには色が塗られているので、元の木の色がでてきてしまうのですね。

そうなってしまうと、台拭きもすべらないので手入れもしづらくなり、食卓用や来客の際にふさわしくなってしまいます。

今回、天板の傷を丁寧に修復し、セラウッド塗装を施すことで、まるで新品のような美しい輝きを取り戻しました。

次に脚部分。こちらのダイニングテーブルは脚のつくりが複雑で、上の荷重に脚部分を固定するダボが耐えられなくなり、破損していました。

修理では、一旦脚部分は全部外して、ダボを新しいものに入れ替えました。

今回のように上からの荷重に耐えきれなくなったり、経年劣化による木の痩せが原因で緩んでしまう場合もございます。

交換部品があれば交換も簡単にできますが、家具の場合ほとんどはそのようなものはございません。

家具は使い続ければどうしても部分的に不具合は出てきますが、今回のように適切に修理・リペアを施すことで、家具としての機能を再生させることができます。

大切な家具を手放す前に、ぜひご相談いただければと思います。

また、ダイニングチェアは座面の黒のレザーを張替え、中身のゴムが伸び切っていたので、こちらも新しいものに交換すると、修理後は快適な座り心地になったと喜ばれておりました。

 

ダイニングテーブルは「食べる」という、暮らしの大切な要素を彩り、家族が集まる憩いの場所でもあります。使い馴染んだお気に入りのテーブル、思い出がたくさんつまったテーブルなど、さまざまな思いがおありかと思います。

今回のように家具の不具合をご相談いただければ、最善の処置を行いますので、ぜひお気軽にお声がけください。

 

リペア・修理でお問い合わせの際は、サイズや材料、使用年数、購入時のお値段、メーカー名など、分かる範囲で教えていただけますと助かります。画像をご用意いただければさらに参考になります。

正式なお見積りは、現物を拝見させていただいてからとなりますのでご了承ください。

修理につきましてはホームページのこちらのページをご覧ください。
https://sucre-hamamatsu.com/repair_remake-2/

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