青空が多い今年のお正月でしたが、皆様いかがお過ごしでしたか?

まず新年早々でありますが、臨時休業のお知らせを。

1月12日(木)が臨時休業となります。11日(水)が定休日ですので続けてのお休みになります。ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

まず新年にあたり、皆様へいくつかプチ情報を。

春の新学期に向けてご新築などで新しいお住いにお引越し予定のある方もいらっしゃることと思います。

年度末は家具の注文が多い時期ですので、新しい家具とスタートされたい方は、国内生産のものでしたら今月末あたりまでに目星をつけてご注文されると心配なくお手元に届くと思います。

また修理リペア・リメイクを施して新しいお住まいでという方、新しいものを購入しようかお悩み中なんて方、お見積もり次第という方も多いと思いますので、その場合はどうぞお早めにお見積もりをお問い合わせください。お見積もりは無料です。

一般的なダイニングチェアの張替でしたら10日間ほど見ていただければ大丈夫ですが、テーブル天板の塗装などは時期によって混み合いますのでご注意ください。

さて、あれこれご紹介したかった事例をご紹介せぬままになっていることに気づいて慌てるのが年末恒例行事。忘れないうちに、ずっとご紹介したかったオフィスの別注デスクを今回取り上げます。

まず完成時の姿を。

当店をよくご存知の方、あれ?と思われたのでは?

天然木の家具のお店と思われているのに、この目を惹くブルーのデスク・・・

実はこちらはハードメープル材に「ポリエステル鏡面仕上げ」という鏡のような光沢がある特別な塗装を施してあります。

この「ポリエステル鏡面仕上げ」ですが、一般の方ですとピアノ塗装というと分かりやすいかもしれません。均一に光が反射するため鏡のようにくっきり見えるのが特徴です。

表面の凹凸がなくなくるように何回も何回も鏡のような光沢が生まれるまで研ぎ上げる難易度が高い技術力が高くないとできない塗装です。

近くで見るとこのブルーの下に柔らかなハードメープルの木目が見えます。
単なるベタっとした塗装ではなく、透明ながらその先に空間が広がっているような奥行き感もあって、素敵な質感です。

サイズですが、W2000 D850 H750でお作りしました。

大きなサイズなので、すべてのパーツを金具で連結するノックダウン式になっています。

センターには、鏡面塗装で天板上で書き物がしやすいように、レザーシートを貼り付けました。

下部は両サイドの幅90mmの箱脚と正面から足元が見えないようになっているパネルがコの字型に配置され、2メートル幅の天板の組み合わせてあるデザインががこのデスクの質感を高めています。

センター天板の下には幅70cm、奥行40cmの薄い引き出しを、作業を考え通線面も考慮して制作されています。

納品前に「仮組み」をして不具合がないかチェックしますが、とりわけ「ポリエステル鏡面仕上げ」ゆえに、保護ビニールを付けて慎重に作業を進めました。



周りの家具も全てこの鮮やかブルーの家具で統一されていて、こちらのデスク背面のブルーのキャビネット共、素敵にコーディネートされました。

コロナウイルスの発生で社会状況が変化し、仕事面でもプライベートでも少しでも快適に過ごせるようなそんな家具を作ることができたらと思っています。

ここのところ、木材のみならず家具制作に必要な様々な材料も値上がりしていますが、もしご自分だけの天然木の家具が欲しいという時は、一度当店にご相談ください。

本年も長く共に使っていただける家具を目指し、新しい家具のご紹介、修理・修復・リメイクのご提案、ご相談をスタッフ一同丁寧に対応していく所存です。

2023年もどうぞよろしくお願いいたします。