そろそろGWが近づいてきました。

お店が浜松祭りの凧揚げ会場の中田島海岸が近いこともあり、今年はお天気大丈夫かな〜とこのぐらいになると気になります。
凧揚げ時はお店の前をたくさんの凧揚げ会場に行き来するバスが通るのが見られます。ご来店には支障がありませんのでご心配なく。お休みでお時間あったらどうぞおいでください。ただほんの少しですが閉店時間を早くさせていただいています。
近くになりましたら正式な時間をこちらブログとお知らせとして告知させていただきます。

 

さてこの陽気でようやく重い腰が上がって部屋や物置の片付け、お庭のお掃除などお家のメンテナンスをされる方も多いのではないでしょうか。家具の塗装などもこの時期は乾燥も早く明るくて作業がはかどります。

 

さて今日ご紹介させていただくのはこちらです。

ブログでもぽつぽつとご紹介しています修理リペア・リメイクの事例です。

近場の家具屋さんも随分減りましたし、職人さんも減っている今日ですから、修理にしても「どこに聞いたらいいのだろう?」という方がたくさんいらっしゃるようです。

今回はお仕事でお祖父さまが使っていたミシン(木製部分)の修理のおたずねがありましてお客様のところに伺わせていただきました。

ミシンといえば世界中でシンガーと言う時代がありました。

そして懐かしい足踏みミシンの脚部分! こちらは脚の部分をフットペダルの電動に替えてありました。
歳がバレてしまいますが(笑)、今考えると脚で漕ぎながら両手は縫う作業というのは身体的に高度なことをしていたな〜と思います。

まだ使用が可能というこちらのミシン。

まず本体の木製部分の修理を施してから塗装を施しました。

それがコチラ。

とっても綺麗に仕上がりました!
天板なんてまるで新しいもののようですよね。写真では見難いのですが小さな小引き出しも修理をして綺麗に塗装されています。

お祖父さまの思い出も残り、使用も可能で良いことづくしの修理になりました。

今度はお孫さんの元で、お部屋の中でインテリアとしても素敵ですし、時を重ねていくことになります。

 

そして今回修理をしたのはこちらのミシンだけでなく、お祖父さまがお仕事でお使いだったこちらのデスクも。

見た途端、丸いくりんとしたデザインの取っ手に目がいっちゃいました!
こちらの取っ手、木でできてます。

昔のものでも、逆にこうしたモダンなデザインが残っていて今見ても素敵!って思ってしまうものがよくあります。

天板のみならず、引き出しの中も汚れや傷があるようでした。

こちらも全体の修理を施してから塗装をし直しました。

汚れがひどかった引き出しもすっかり綺麗に。

きっと当時でもしっかりとした品だと思いますが、それだけにきっと大事に使われ、かつ材料や造りが良いことで、こうして年月を経てお孫さんが修理をしてさらに使い続けることが出来るのだと思います。

 

きっと多くの方が今回のケースのように、お家にずっとあるけれどどうしたらいいのだろう〜と思いながらそのままになっている家具があるのではと思います。

一般の方ですと、先にも書いたように気軽におたずね出来る家具屋さんや職人さんが周りには減ってきておりますから、たずねることも出来ずにそのまま、ご自身では判断がつかない場合も多くてそのままという場合が多いのではないでしょうか。ミシンのように家具でなくても木製品ということで対応できるものもありますので、まずはお気軽におたずねください。

料金のおたずねがよくありますが、修理の内容によりますので、まずは修理が可能かどうか見てからお見積もりを出し、それからご判断をという流れをお願いしております。

思い出などはなかなかお金に換算出来ないところもありますので、個々のケースに応じて皆様のサポートが出来るようこれからも「永くともに過ごす家具」を目指して尽力してまいります。