3月に入って、すっかり春らしい気候になりましたね。
とはいえ、春は花粉症の季節。この時期は、マスクが手放せないという方も多いのではないでしょうか…
花粉症の方にとっては、はやく過ぎさってほしい季節でもありますね。
さてさて今回ご紹介するのは、新しく入荷したこちらのチェストです。
アルダー材を使った無垢材のチェストで、木の質感をたっぷりと感じられるとても良い家具です。
こちらのチェストの特徴は、伝統的な「蟻組」を施して作られていることです。
前回、家具の産地・福山で作られているTVボードを紹介させていただいたときにもご説明したこの「蟻組」ですが、台形になった凹凸部分が接合しているこちらの部分の組み方を呼ぶものです。
婚礼ダンスなどの高級家具に用いられる技法で、釘やボンドなどで接合するのに比べ手間と技術が必要になりますが、丈夫で長く使っていただくことができます。日本の家具職人の高い技術で作られた家具ならではのつくりです。
引き出しには桐箪笥と同じように桐が使われていて、調湿性がありますので日本の気候にも合い、長く使っていただくことのできるチェストです。
ご覧のように、引き出してもらうと横にさりげなく取っ手があしらわれているのも特徴で、こちらがあると引き出しを出して持ち運ぶのにもとても便利です。
こうして伝統的な技法が用いられた上質な家具ですが、角に丸みをもたせた優しい雰囲気の現代的なデザインとなっています。
取っ手は展示品のようなシルバーの金属製のほか、メープルやウォールナットなどの木の素材のものも選んでいただくことができます。
本体に使われている、アルダー材との素材や色のコントラストも楽しんでいただくことができます。
奥行きが40cmと45cmから選ぶことができ、引き出しの数の増減やサイズの変更など別注対応もできますので、ご家族の人数やお部屋のスペースに合わせて選んでいただくことができます。
こちらのシリーズには、その他、TVボードやセンターテーブルなどもラインナップがあります。展示品にはありませんが、こうしたものもご注文していただけますのでお気軽にご相談ください。
職人の丁寧な技が光る、親しみやすい家具です。ぜひ店頭でご覧になってみてくださいね。