新年を迎え、皆さまいかがお過ごしでしょうか。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、新しい年がはじまり、暮らしの中の道具を見直す方も多い時期です。長く使ってきた家具に、ふと「このままでいいのかな」と目が向くこともあるのではないでしょうか。
今回は、そんな節目のタイミングにご依頼いただいた、ダイニングテーブルセットの修理事例をご紹介します。

こちらが30年以上前、奥さまが嫁入り道具として持ってこられたダイニングテーブルセット。ご家族の食卓を長年支えてきた、国産のしっかりとしたつくりのダイニングセットです。

テーブルは、長年の使用によって着色が薄れ、木肌が露出している部分も見られました。表面には細かなすり傷が重なり、脚元にはぐらつきも出ている状態。
日々の暮らしの中で、自然と刻まれてきた時間の跡が感じられました。

椅子のほうは、座った際のぐらつきと、クッションのへたりが気になる状態でした。
今回は、テーブルの天板だけでなく脚も含めて塗装をし直し、全体の色味を整えました。あわせて、構造部分の点検を行い、ぐらつきの原因となっていた部分をしっかりと補修。
見た目だけでなく、安心して長く使っていただけるよう、内部の調整にも時間をかけています。

椅子もフレームの補修と塗装を行い、座面内部のウレタンを新しいものへ交換しています。

今回は新居へのお引っ越しを控えていらっしゃることもあり、座面はこれまでよりも明るい黄色に。空間に軽やかさが生まれ、これから始まる新しい暮らしによく似合う仕上がりとなりました。

人も、住宅も、家具も、30年以上使えばどこかに傷みが出てくるものです。それは決して「寿命」ではなく、「これまで大切に使われてきた証」だと、私たちは考えています。
一度きちんと手を入れることで、また気持ちよく使い始めることができる。家具にとっても、暮らしにとっても、ここからがもう一度のスタートです。
近年、家具の価格は全体的に上がり、体感としても2〜3割ほど高くなっています。その一方で、現在お使いの家具を見渡してみると、国産で素材やつくりの良いものが多く残っているご家庭も少なくありません。
そうした家具を修理し、手をかけながら使い続けることは、海外製の安価な家具を買い替えるよりも、結果的に満足度の高い選択になることが多いと感じています。
今回のように、思い出のある家具をこれからの暮らしにつなぐお手伝いができればと思っています。修理をご検討の際は、お気軽にお問い合わせください。
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