9月に入り、ようやく秋らしい気候になって〜、なんて思っていましたが、まだまだ今年も残暑が続きますね。
もう間もなくすれば10月となります。年々、ゆるやかな季節の変わり目が少なくなっているように感じますが、そろそろ秋らしい気分を感じられるといいですね。
さてさて、そんな新しい季節に移り変わる時期ですが、シュクレ浜松では遠州織物のアパレルブランド「HUIS（ハウス）」の取扱が新たにスタートいたしました！
明るいシュクレ店内の1Fにブラウスやロングシャツ、ワンピースなどのアイテムを展示販売しています。
近年、あらためて注目の集まっている「遠州織物」をご存知の方も多いかと思いますが、遠州地域は全国的によく知られている生地の産地です。
特にコットンやリネンを使った高品質なシャツ生地の産地として知られていて、以前は本当に多くの機織工場が市内にありました。
当時と比べて現在は生産量は減少してしまいましたが、高い技術を基に作られるこうした高品質な生地が今でも数多く生産され、高級ブランドの洋服に使われる生地としても知られています。
1Fフロアのナチュラルな家具に囲まれて並んでいます。洋服がかかっているハンガーラックは以前ご紹介させていただきました「キャスター付で組立・分解も可能、便利な総無垢材のハンガーラック」です。
総無垢材の味わいある木の質感が、さわやかなHUISのアイテムによく馴染んでいますね。
これまで、シュクレ浜松で洋服の取扱はありませんでしたが、浜松発のブランドHUIS（ハウス）は、この遠州地域に根づいた高い職人技術を基に、高品質な服を全国に発信しているブランドです。
シュクレ浜松でも、伝統ある国産家具の技術を基に、家具職人が作り上げる高品質な家具にこだわって、その技術や品質をお伝えしてきました。
家具と洋服、ジャンルは違いますがこうした共通した理念を通じて、今回取扱をスタートすることになりました。
歴史に裏付けられた、高品質な遠州織物の生地の風合いをぜひ感じていただければと思います。
では、あらためて、HUISの商品をご紹介させていただきますね。
シュクレで販売しているアイテムは、ブラウス・ロングシャツ・ワンピース・バッグ・ストールのラインナップとなります。
こちらが、取扱しておりますブラウスとロングシャツの一例です。
とてもシンプルなデザインですが、それぞれシルエットや色合い、織柄など、細部にこだわっていて、素材の良さを感じられるアイテムです。
実際に手にとっていただけると実感していただける大きな特徴が、生地の「軽さ」と「柔らかさ」です。そして、HUISの服はとても耐久性が高く、長く使っていただけることも特徴です。
高級ブランドにも数多く使用されている「遠州織物」にじかに触れていただくと、一般的な生地との違いがよく分かると思います。
遠州織物を使用しているHUISの生地は、どうしてこうした違いが生まれるのか？その秘密をご説明させていただきますね。
HUIS（ハウス）が使用している生地は、地元で織られた遠州織物の中でも、特に「シャトル織機（しょっき）」という旧式の織機で織られた生地です。
（写真はHUISウェブサイトより）
シャトル織機は、「シャトル」と呼ばれる木製の大きな部品が、よこ糸をゆっくりと運んでいくため、細い糸を高密度に織ることができます。また、織る際にテンションをかけずに織ることができるので、糸に負担がかからず、こうした要因によって丈夫な生地となります。
生産効率を度外視し、糸と時間をたっぷりと使うからこそ生まれる特別な生地です。
そして、もうひとつの大きな特徴が、生地表面に凹凸感が生まれる立体的な素材感です。この生地の風合いも、またシャトル織機だからこそ生まれる特別な価値です。
旧式のシャトル織機で織られる生地は、高速化が進んだ現代の織機と比べてとても多くの時間が必要になるため、ほとんど生産されなくなってしまいました。
地元である浜松発のブランドHUIS（ハウス）は、こうした生地の良さを少しでも多くの方に伝えようと、現在全国に展開しています。
（写真はHUISウェブサイトより）
古い機械で作るからこそ生まれる特別な生地ですが、扱うためには非常に高い技術が必要だそうです。需要が生まれなければ、後継者が育つことも難しくなってしまいます。
家具作りにおける、家具職人の技術もまた同じです。技を磨き、本当に良いものを自分たちの手で作り上げていく。日本国内に受け継がれている、ものづくりの歴史と想いは大切な資産だと考えています。
遠州地域の歴史の中で育まれたこうした技術が絶えてしまうことのないよう、シュクレ浜松も、遠州織物の良さを伝えていければと思っています。
HUIS（ハウス）や遠州織物についての詳しい内容は、ぜひHUISのウェブサイトをご覧になってみてくださいね。
店内で販売している商品は、全てご試着していただくことができます。
袖を通していただくとより感じていただくことができますので、ぜひお気軽に試着してみてください。
■シュクレ浜松へのアクセスはこちら
https://sucre-hamamatsu.com/shop
※シュクレ浜松の情報は、FACEBOOKとインスタグラムでも配信しています。
