これまでも少しずつご紹介しているシュクレ浜松オリジナルのパイン無垢材のパーツをノックダウン方式でデザインしていくシェルビング収納システム「ENTREアントレ」
「ENTREアントレ」は基本構造は棚を水平に積み上げていくシェルビング(集合的な棚)のシステムですので、基本の棚板は横(水平)の構造です。
(ENTREアントレの開発秘話、コンセプトなどは追々紹介予定ですのでお楽しみに!)
まず、ENTREアントレの基本構造が分かりやすいものをご紹介します。
開発初期のENTREアントレの展示モデルです。
これを見て分かるように(分かりづらいようでしたらごめんなさい)、棚を上に積み上げていくために、棚と棚の間に帆立2枚と背板があるという構造です。
家具の収納の多くは四角の箱が基本構造ですから、ここが通常の箱収納とは違うENTREアントレの根本的なコンセプトでもあります。
そのような横の棚構造のアントレですが、パーツユニットを金具で接続していくノックダウン式ですので、基本コンセプトから外れますが縦の構造も作ることが出来ます。
そのモデルがこちら↓
赤の矢印が縦の側板(帆立)、青の矢印が棚板になります。
こちらは、例えばカウンター下などの奥行きがあまり取れないところを想定した収納のモデルです。
サイズはW1407 D300 H980
収納モデルとしてA4サイズが入ることを基本として
次のオプションを取り入れてみました。
・モデムなど想定した通線孔
・引出し
・カウンター下に置いた場合、電話機やFAX台を引き出せるようなスライド棚
・キャスター付BOX収納
こちらが引出し
引出しはレールを付けるので付ける場所は固定になります。
最初に指定していただくことになります。
右側に見える白い丸いのが通線孔です。
これがついていればモデムなどのケーブルなどを通線するのに役立ちます。
カウンター下など操作が不便なところに電話機やFAX台を置いても、スライド棚なら必要な時だけ引き出して使用できます。
これまでもご紹介している人気のオプション
キャスター付きBOX
モノの収納だけでなく、ゴミ箱利用という方法も。
前板はウォールナット材の突板仕様です。
引出しやキャスター付きBOXの前板、扉にはメープル、ブラックチェリー、ウォールナットなどの天然木の突板をお選びいただけます。
そしてこちらもENTREアントレの大切のオプション「引き扉」です。
本や絵をちょっと飾ることが出来るディスプレイタイプと普通のタイプと2種類用意しています。
ディスプレイ扉は片面のみの使用ですが、普通タイプは両面のリバーシブルでお楽しみいただけます。
写真のディスプレイ扉はブラックチェリーの突板仕様です。
塗装ですが、こちらはクリア塗装になっています。
もちろん!安全でクオリティーが高いOSMOオイルを使用しています。
通常のものでも、板は全て角をほんの少し面取りはしてあります。
ですが、今回のモデルは特別に坊主面というお坊さんの頭のようにツルっとまる〜く面がとってありますので、とても優しい印象になります。
また、上部の側板は見てお分かりのように大きなRをとってカーブをつけてあります。
このような加工は、将来的な拡張を考えた時に難しいことも出てきますが、形状は変えないということでしたら加工もおすすめします。将来の使用状況まではご購入時には分からないこともありますが、ENTREアントレは拡張が簡単なだけに、最初の段階で将来の拡張性をお考えいただいくこともお客様にはご検討をおすすめしています。
あくまでもこちらはモデルですので、サイズや用途はお客様次第です。
カウンター下ということで奥行をD300で作っていますが、奥行きを深くしてキッチンで使ったり、側板をもっと高くしたり幅を長くして収納を増やしたりたりと、いろいろ出来ます。
若干プランニングにはコツもありますので、現在はお客様のご希望をお聞きした上でプランニング案を提案していく形になっています。どうぞご興味ある方はお気軽にご相談ください。
ブログでも皆様の参考になるように製作例もどんどん紹介していきますね。お楽しみに!