ようやく梅雨らしい空模様になってきました。

この時期の湿気と冷房という組み合わせは、かなり木の家具にとってはツラ〜イ季節です。”湿気”と”乾燥”の鬼畜な組み合わせですw

さて、先週コンビニに行って雑誌コーナーにちらっと目を向けて気になった雑誌が…

リンネルの特別編集:美しく暮らす「大人のインテリア」

子育ても終わりセカンドステージをむかえる世代の「理想の住まい」の特集

 

 

 

 

 

 

 

 

最近シュクレ浜松で「家具の修理リペア・リメイク」の広告を出させていただいたことで、特集のようにセカンドステージをむかえた方々からの家具のご相談が大変増えています。

使い慣れた愛着のあるもの、思い出の多いもの、長年使っていれば不具合も出てきます。
「建て替え」「リフォーム」「住み替え」などを考えた時に、「これまで使ってきた家具をどうしようか?」と具体的に考えるきっかけになるようです。

今日はそんな方の参考になればと、25年間使われてきたダイニングセットをリフォーム時にどうしようか?とご相談いただいたお客様の例をご紹介いたします。

まずお電話でお話をうかがい、実際にそのダイニングセットを拝見に伺いました。

まずお客様からは…「家族の歴史や思い出がつまっているので、古いという理由だけで捨てるのは…」という声。


こちらが拝見しに伺った時の状態です。

落ち着いたダークブラウンのクラシックスタイルの丸テーブルと椅子。

使い込まれたならではのとっても良い雰囲気がありますね。

お店に持ち帰った時の写真がこちら。

 

とりわけダイニングテーブルの天板は、食器を置いたり、熱い料理を置いたり、また水をこぼしたりと、かなり過酷な環境で長年使用されますので、どうしても天板が傷んできます。

椅子に座った時に足が当たることが多い部分の塗装が剥がれてしまっています。

お客様とご相談の上、しばらくお預かりさせていただき、古い塗装をまず剥離してから、色づけをし、その後薄いウレタン塗装をおかけしました。

こちらが塗装直し後のテーブル天板です。薄いウレタン塗装で木目がきれいに出ています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


天板だけでなく脚部分もきれいに塗装が仕上がっています。

天板はこれまでの塗装を全部剥がした上で再塗装し、足は今までのものの上に塗装をかけてあります。

 

今回ダイニングテーブルの塗装のお直しをしましたが、ダイニングチェアの方も長年の使用で不具合があるということで修理させていただきました。

写真ですと分かりづらいのですが、座面の板部分に割れ(白い筋になっているところです)があり、座った時に全体にぐらつき感がありました。

また、よく手をかける肘のところの塗装がはがれてきていますね。

一般の方では、こういう状態になってくると、簡単な補修をとりあえずしたりしてある程度まで我慢してお使いになって、「もう捨てなくちゃいけないかな?」なんてなっちゃいますよね。

シュクレ浜松では、この手の木部の修理も出来ますので、状態にもよりますが、まずはご相談を。

修理の場合は、現物をお預かりさせていただいて修理が可能なものか判断をし、修理した場合のお見積もりを出してから、お客様に実際に修理をするかどうかご判断いただく流れとなります。お見積もりは無料です。

今回はこちらのダイニングチェアの座の板割れ、ぐらつきの修理をしてから、さらにテーブル同様塗装も直して、リフォーム後にお客様の許へお届けさせていただきました。

25年も使用されたとは嘘のようですよね! こうして25年のご家族の歴史を失わず、さらにこれからの時間を共に過ごしていただくことが出来ます。

こうして修理を拝見していると、天然素材の場合は昔のモノの方が材料や造りが良いものが多いです。良いものだからこそ、こうして直してさらに使うことが出来るのだな〜とつくづく思います。これから新しい家具をご購入される場合、時代に左右されないシンプルな質の良いものであれば、直して永くお使い出来ると思います。今までの家具のお直しをお考えの方、これから家具のご購入を考えの方、いろいろな方に少しでも参考になればと思います。

修理に関してましては、HP上のこちらのページでもご紹介しておりますのでご参考までに。