まだまだ寒い日が続きますが、梅の花もほころび始め、少しずつ春に近づいているようです。
これから入学や転職、引っ越しなどで、新しい生活が始まる方も多い季節になりますが、そういった変化がない方にとっては、気分はワクワクするものの、毎日に変化はありませんよね。
そんなときは、思い切って家具を新調したり、お部屋の模様替えをしてみるのもおすすめです。
大きな買い物はしなくても、クッションカバーを変えたり、春らしいポストカードを一枚置くなど、ささやかなひと手間で気持ちが新鮮になるかと思います。
今回は、新しい季節にご紹介したい「自分らしい」お買い物をされたお客さまのエピソードをお話させていただきますね。
当店では国産にこだわり、天然木のシンプルなデザインの質の高い家具を取り揃えております。さらに、メンテナンスや修理などで長くご愛用いただけるよう、椅子の座の張替えやソファのクッションやカバーの新調、木部の修理など、家具の状態に合わせたサポートも充実させております。
そんな当店を以前から知ってくださるお客さまが、先日来店され相談をうけました。そのお客さまは小柄な女性の方で、長年ご自身に合うぴったりの一人掛けソファをお探しだったそうです。
さまざまな家具専門店やインテリアショップに足を運んだそうですが「これだ!」というものに出会えず、現在までご自宅にあるソファを使って過ごしていたそうです。
そんな中、ご自身に合う、ぴったりのソファを発見!見つけた場所は、なんと偶然入ったリサイクルショップでした。
体にフィットする座り心地で感激したのもつかの間。かなり古い商品だったので、生地には破れや擦り切れがあり、どう考えても修理が必要だと思われたそうです。
「こんな無理な相談をのってくれるお店はあるのだろうか。そうだシュクレ浜松さんならどうだろう?」と思いつき、ソファを購入する前に当店にご相談にいらしてくれました。
写真を拝見して、かなり古そうな家具でしたが修理は可能と判断し、お客さまにお伝えしました。
さっそくお客さまがリサイクルショップから購入し、当店に持ち込んでくださったのがこちらのソファ。
実物のソファを見るとかなり古いもので、おそらくヨーロッパなどの家具を真似て作られたような、凝ったデザインでした。いつの時代に作られた家具なのか、はっきりわかりませんが、おそらく40〜50年くらい前に作られたものかと思われます。
肘掛けや脚部分のデザインが特徴的です。
ぱっと見るときれいに見えますが、生地には破れや擦り切れなどが見られます。
座面の底を見ると、内部のベルト部分の跡が見えます。経年劣化で底が抜けてしまいそうです。
お客さまとお話した結果、修理にあたり、ベージュの柄物の落ち着いた色合いの張り地を、ぱっと元気になるような、赤色の生地に張り替えることになりました!
それがこちら。
明るい生地を使用したことにより、ソファの印象も明るくなりました。新品同様によみがえり、こちらのソファを置くことでお部屋の印象も明るく、華やかになるかと思います。
木部はきれいでしたので、特に修理はせず持ち込まれたときのままです。
木部の濃いブラウンと暖色系の赤色の組み合わせは抜群で、鮮やかなコントラストを楽しめます。
最近では見られなくなった、脚部分の凝ったデザイン。素敵ですね!
背中部分と座面のウレタンを交換し、座面には補強を入れてバネ部分の修理を施しました。
後ろも新品同様、きれいに仕上がっています。
ベルトの跡が見えていた底部分もこんなにきれいに。
古い商品でしたのでご相談当初はどんな風に仕上がるかと思っていましたが、出来上がりをお喜びになられたお客さまを見てほっと安心しました。
今回のように、古いものを修理を施してお使いいただけるようなサポートはもちろん、長年使用しても愛着を思ってお使いいただけるような、質の高い家具を当店でもご紹介できればと思います。
長年お使いになって愛着のある家具、修理しても使い続ける価値がある家具、捨ててしまえばそれまでですので、修理しようか買い換えようかお悩み中であれば、一度当店にご相談ください。
これから訪れる新しい季節。「自分らしい」お買い物を楽しみに、シュクレ浜松へのご来店お待ちしております。
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