春のような暖かさは長続きせず、今週は雨模様です。桜の開花もあともう少し先でしょうか。
さて、シュクレ浜松のリペア&リメイクについて、定期的にブログで事例をご紹介させていただいていると、お電話やDMなどでご連絡をいただくこともあります。
お手持ちの家具で「なんとかできないだろうか?」と悩まれたときには、ぜひシュクレ浜松にご相談くださいね。
そんな家具のリペア&リメイクですが、今回は長年使用された本革ソファの修復事例をご紹介したいと思います。
まずは、こちらのお写真をご覧ください。こちらはビフォー写真になります。
丸いフォルムがかわいらしいこちらのソファ。淡いイエローがお部屋を明るく演出してくれそうです。
しかしよく拝見しますと、長年の使用により全体的に色あせや擦れが気になり、特に座面の革が擦れているのがわかります。
ソファでテレビ鑑賞をすると毎回同じ位置に座りがちですが、特によく座る場所は擦れや色あせがその箇所を中心に進行していきます。
なるべくならバランスよく座るのが理想ですが、なかなか難しいですよね。
擦れや色あせはあるものの全体的にしっかりしていましたので、今回は張替えはせず、全体の革部分について専門的なリペアを施すことにしました。
リペア後の写真はこちらになります。
全体的に違和感もなく馴染んで、新品のような仕上がりです。
ウレタンの補充もしているので、座り心地も良くなりました。
リペアの工程では、はじめに全体的なクリーニングを施して汚れを落とします。そうすることで、細かなキズなどが浮き出てきます。
こちらを研磨や保湿など様々な作業によって、なめらかな革の状態に戻し、革専用の着色をして色止めの工程を行います。
着色も色の風合いが変わらないよう、微調整しながら仕上げました。
本革というのは、ある意味「生きている」素材ですので、こうして素材に合わせた処理を施すことでちゃんと息を吹き返します。
暮らしの中心となるソファは、長年使えば使うほど愛着がわき、家族の思い出もつまっているので大切にしたいと思われる方も多くいらっしゃるかと思います。
「大切なソファだから買い替えではなく、修理してこれからも使いたい。」
お客様のそんな「想い」を「カタチ」にできたのは、私達にとっても大変嬉しいことですし、今回のようなリペアをするたびに、良い家具の価値を感じることができます。
良い家具というのは中身が非常にしっかりとしていますので、こうして外側の補修やメンテナンスを適切にしてあげれば、その先も長く使っていただくことができるのです。
ご相談の流れにつきましては、「リペア&リメイク」に記載させていただいていますので、お悩みのことがありましたらぜひお気軽にお問い合わせください。
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