春のような暖かな日がきたかと思えば、一気に寒くなったりと、まさに三寒四温。春の訪れが待ち遠しいですね。

さて今回ご紹介するのは、本革ソファの張替えの修理事例です。

修理のご相談を受けたのは、3人掛けと2人掛けの本革ソファ。今回ご紹介するのは3人掛けになります。

重厚感のある厚めの本体で、座面や肘掛け部分のステッチがアクセントとして効いています。

約30年使用していたカリモク家具のソファで、長年の使用による座面の汚れや擦り切れがあり、ペットがなめてしまった箇所の革部分も弱くなっていました。

しかし、その他の部分は比較的キズや汚れも少なかったため、今回は座面のみを新しい革に張り替えすることに。

張替えというとすべて張り替える「総張替え」をイメージする方も少なくないと思いますが、今回のように傷んだところだけを張り替える「部分張替え」という方法もあります。

部分張替えは全体の革を張り替えるのに比べて、リーズナブルに抑えることができるのが特徴です。

ソファや椅子が傷み始めてきたなとお思いの方、ぜひご相談ください。

さてさて、肝心のソファはどのように仕上がったでしょうか。

このような仕上がりに。見違えるほどきれいに状態になりましたね!

もともとの色みに合わせた深いグリーンの革でお作りし、色合いと風合いを全体に合わせました。

まだ替えたばかりなので他の部分との差はありますが、使っていくうちにだんだんと馴染んでいくと思います。

今回の張り替えの工程としては、まずは職人さんがソファに張られている生地をはがし、革だけの状態にします。

そして型紙を作成し、新しい革を裁断してから、縫製作業を進めます。

この作業が大変で、ご依頼ごとに一から型を起こすので、時間と手間がかかってしまいます。

張り替えにはさまざまな作業工程がある事を思い出してもらえればと思います。

話を戻し、革の縫製が仕上がったら、生地を本体に張り込み、これで作業が完了です。

今回はクッション部分にもウレタンを補充し、座り心地も良くなりました。

張り地の中身であるウレタンのクッション材は、年月が経つと固くなって、時にはボロボロと細かく砂のようなものが出てくる場合もあります。

ウレタンクッションの劣化が見られる場合は新しいものと交換したり、状態によっては補完するようにしています。

部分張り替えだけでも十分きれいになり、お部屋の雰囲気もかなり変わるのではないでしょうか。

 

またソファの修理価格についてですが、同じ3人掛けソファでもそのデザインや構造、材料も違い、不具合の状況もさまざまです。

何をどの程度修理するかなど、お預かりするソファによって異なるので、一概に価格をお伝えすることが難しいところでもあります。

そのためお見積りは現物を見てからとなりますので、そちらだけご承知おきいただけますと幸いです。

お見積りは無料ですので、ご関心がありましたら、どうぞホームページのお問い合わせからご相談ください。

 

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