梅雨の晴れ間が待ち遠しい季節となりました。雨が降ったりやんだりと蒸し暑い日が続いていますが、こんな時期は住まいの中で過ごす時間を心地よく整えたくなります。

今回は、ご夫婦の思い出が詰まったダイニングボードとダイニングテーブルのリメイク・修理事例をご紹介します。

こちらは、約40年前、ご結婚の際にご主人が「どうしてもこの家具がいい」と選ばれたダイニングセットです。

ダイニングボードは日本製のナラ材、ダイニングテーブルはオランダ製。それぞれ長い年月を、ご家族の暮らしとともに歩んできました。

ご主人が亡くなられたあとも、奥様にとってこの家具は大切な思い出の品。「これからも使い続けたい」というお気持ちから、今回ご相談をいただきました。

まずはダイニングテーブルです。

長年使われてきた天板には細かな傷がつき、表面の塗装も劣化していました。触れるとベタつきがあり、新聞やチラシを置くと貼り付いてしまうほどで、日常使いにも支障が出ている状態でした。

そこで天板を丁寧に下地から整え、耐久性に優れたセラウッド塗装で仕上げています。木の風合いを生かしながら、美しさと使いやすさを取り戻しました。

続いてダイニングボードです。

もともとは高さがおよそ2メートルある大型の家具でしたが、これからは奥様がお一人で暮らしていく中で、「地震のときのことを考えると少し不安」とのお話がありました。

そこで今回は、上台を取り外し、下台を生かしたキャビネットへリメイクしています。

新たに天板を製作・取り付けることで、収納力はそのままに、高さを抑えた使いやすい家具へと生まれ変わりました。

木目や風合いはそのままに、これからの暮らしに寄り添うかたちへ整えています。

家具は、長く使うほどに思い出が積み重なっていくものです。傷や色あせも、その家具が歩んできた時間の一部。

完成した家具をご覧になった奥様は、とても喜んでくださいました。「主人との思い出が詰まった家具なので、これからも大切に使っていきたい。」そう静かにお話しくださった言葉が、とても印象に残っています。

家具は、新しく買い替えることだけが選択肢ではありません。思い出を残しながら、今の暮らしに合わせて形を変え、これからも使い続けていくことも、ひとつの豊かな選択だと思います。

シュクレ浜松では、家具の修理やリメイクのご相談も承っています。「この家具も直せるかな」「今の暮らしに合わせて使いやすくしたい」など、気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

 

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