今年も早くも立春となりましたが、まだまだ寒い日が続いていますね。
早く暖かくなって明るいニュースが増えるといいな〜と思う今日このごろです。
皆様もどうぞご自愛ください。

 

さて、今回ご紹介するのは、当店オリジナルのパイン無垢材のオーダーシステム「ENTREアントレ」で製作したオーダー書棚です。

まずお客様から最初にお話しを伺った時のことから。

「とりあえず」と思ってネットでそれなりにシンプルな天然木のシェルフを購入して使っていたのですが、本がどんどん増えて、最近は床に置きっぱなしになってその面積が広がるばかり。。。当初の「とりあえず」から
あっという間に10年も経ってしまいました〜とのこと。

さらにお話を伺ってお持ちのシェルフの写真を見せていただくと、確かに本がいっぱい。

壁の下部分に取り付けてある巾木が1cm程度壁から出っ張っているので、シェルフを壁にぴったりにつけることが出来ず、また背板がないオープンのデザインのために棚板から本がはみ出して後ろに落ちてしまうこともあるようです。
背板がない弱い構造なのでぐらつきもあるようです。

今回はネットではなく、現物をしっかり見てから購入したいということで、いろいろなお店を見てまわられたそうです。
ですが本箱というと濃い茶などの重厚なクラッシックな雰囲気だったり、かと言ってカジュアルなデザインとなるとオープンシェルフのようなデザインで収納力に問題があったりとなかなか思ったものが見つからなかったとのこと。

 

そこで目に止められたのが、当店のパイン無垢材のオリジナル収納システムENTREアントレです。

まず先に制作したものをご紹介しますね。

どこにも売っていないお客様だけのオリジナル書棚になりました!

まず細部のご紹介とお客様とのプランニングのやりとりをご紹介していきますね。

お客様からのご希望の1つに、柱が出っ張っているので、それに合わせた奥行で作って欲しいというのがありました。
(最初の画像を見ていただくと、シェルフの左に柱があるの分かります)
収納物の奥行きが優先されるのはもちろんのことですが、家具の出っ張りがないことは、お部屋がすっきり見えるポイントの1つだと思います。

 

そして次のお願いは、設置する場所にコンセントが壁にあるので、コンセントの使用に支障がないようにしたいとのことでした。

そこで見えないように隠すようなデザインも検討したのですが、日頃よく使用するコンセントとのことであえて隠すようにはせず、コンセントがある背を背板がないオープンの造りにし、その分補強桟を入れるということにしました。

 

高さは上の梁までにしようか悩まれたのですが、とりあえず手が届く範囲で作り、その後もし高くしたい場合は、左の側板を新しく作り直して棚を足すということにしましょうということに。これがアントレの仕様であるパーツを金具で接続するというノックダウンスタイルならではの特徴です。
また、トップ部分も箱型だと窮屈な印象になるので、オープンのデザインに。背板も本体と同じ無垢材です。

また設置する書棚の右側に部屋の出入りがあるドアがあるということで、あえて箱型のデザインにせず右端を20cmほどオープンにし、角をRをつけて丸くするデザインに。(R30)
お気に入りのものを飾るディスプレイコーナーとしても使えます。
箱型は収納力はアップしますが、高さがある場合は四角のフレームがかたい印象を与えることもあります。すっきり感もありますので、この辺りは設置場所やご使用状況、 お好みでお選びいただければと思います。

そして、今回は本体をぴったり壁に付けられるように巾木部分をカットしました。これで随分安定します。
転倒防止の壁面への取り付けはお客様の方でやっていただくことになりました。

 

扉は2種類の棚の高さに合わせて2枚作りました。
両面仕様で、小さいほうが片面がオークの突板、裏側がシナ材で。大きいサイズのものはウォールナットの突板とシナ材の組み合わせにしました。
*画像左はシナ材・シナ材の組み合わせ、右側がシナ材・ウォールナットの組み合わせです。

ちょうど吹き抜けの2階部分に取り付けてある窓から午前中はかなり強い日差しが書棚に当たるとのこと。

アントレの引き扉は取り外しが簡単で高さが一緒の棚にはどこでも付けられます。
季節によって高さが変わる日差しにの位置に合わせて付け替え可能ですし、今は2枚だけですが追加で扉を増やすことも可能です。

固定の取り付けの扉は使用の度に開け閉めをし、扉の開け閉めのために扉サイズのスペースの確保が必要で、前に何かモノが置いてあるとその度にモノをどかしたりしているうちに、面倒になって開かずの扉になってしまうこともしばしばです。

かと言って、全体がオープンですと、収納されたものが丸見えでごちゃっとした印象になります。
ちょうど半分ぐらいがアクセントになってもいいのではと棚の半分のサイズになる扉にしました。

可動棚は高さがある棚に1枚付け、もう1つの同じ高さの棚にも付け替えられるように穴を付けておきました。

 

そしてもう1つお客様が熟考したのが書棚本体の色。
書棚を設置する部屋の家具の多くが濃茶色とのことで、統一感というだけならばパイン材にウォールナット色で塗装をということも考えたのですが、濃い色の家具ばかりだと部屋全体が暗い雰囲気になってしまうし、かと言って壁の白に溶け込むような白というとカラーボックスのようなプリント紙を貼り付けたようなチープな印象になってしまうし…と。

そこでご提案させていただいたのが、アントレの標準素材であるパイン材にこれまた標準塗装であるオスモオイルのホワイトのオイルを塗装です。下地の木目も白い塗装を通して見え天然木の雰囲気も損なわない印象になります。

またこの際に設置予定の後ろのビニールクロス壁紙を綺麗にアクリル塗装され、そして書棚ができるだけ部屋に溶け込むようにと書棚の背板も同じ色のアクリル塗料で塗装しました。

こちらのアクリルの塗装は、ベンジャミン・ムーアさんのもので、当店でも1階部分の壁面に使用しています。
静岡市にベンジャミン・ムーアさんの静岡店(西沢塗装さん)があり、当店の壁面を塗装する際に相談にのっていいただきました。

一般の方でも簡単に塗装できますし、匂いもなく乾燥も早く、塗装することで汚れだけでなくお部屋の雰囲気も変わりますので、ご関心のある方はどうぞお試しを。ビニールクロス壁紙の張替えは大変ですが、塗装だと色が気に入らなければ上に重ね塗りができます。
(当店では取り扱いはしておりませんので、直接ベンジャミン・ムーアさんのホームページで情報をご覧くださいね。http://benjaminmoore.co.jp/

 

そしてまだ整理途中ですが…とお客様からいただいた写真がこちら。

サイズはW900 H1800 D230です。

 

店内にはこちらの書棚の参考にした展示品もあります。

書棚本体にコンセントを付けることもできます。

この形をベースに何種類か書棚を作成させていただいています。
その中から、全体をウォールナット色で仕上げたものがこちら。

そして以前ご紹介したパイン無垢材のオーダー収納 ENTREアントレで作るブックシェルフ」がこちら。

 

また、こちらはアントレの基本材料のパイン無垢材でなく、ウォールナット突板でお作りした書棚です。
アントレと同じようなノックダウンシステムでお作りしました。

 

壁面いっぱいの書棚が欲しい!ということでしたら、このような形もオススメです。

棚を積み重ねて作るアントレのベーシックなシステムでプランニングしてあります。

扉を付けたいとか、床で出し入れが楽なキャスター付きボックスが欲しい、一部を収納以外の目的で利用したいなどなど、様々なご要望に合わせてプランニングしますので、ご関心ある方はどうぞご相談ください。

設置スペースのサイズや内容(巾木やコンセントの有無など)と収納ご希望のものの種類やサイズなど具体的なものがあればピックアップしていただいてからご相談いただくと、よりお話しがスムーズに進むと思います。